日本貝類学会平成15年度(2003年度)大会プログラム

大会1日目 2月1日(土)
9:30〜 受付開始

【口頭発表(1)】10:30〜12:00
セッション1 分類、系統(1) 座長:佐々木猛智
 1. 10:30〜10:45 アクキガイ科、エゾバイ科の北方系岩礁性種に見られる進化傾向 天野和孝
 2. 10:45〜11:00	有肺類柄眼目の分子系統と生殖器系の進化 上島 励
 3. 11:00〜11:15	カワニナ類の分子生物地理学的研究 吾妻 健゜・石上祐子・石上盛敏・Sung Jong Hong・浦部美佐子
 4. 11:15〜11:30	アンキアライン洞窟動物における集団間の遺伝的交流 狩野泰則゜・加瀬友喜
 5. 11:30〜11:45	樹上性巻貝の左右二型現象と集団動態 浅見崇比呂゜・Somsak Panha・Chirasak Sutcharit
 6. 11:45〜12:00	インド-西太平洋産トゲウネガイ属(ニッコウガイ科) 松隈明彦

		昼食   12:00〜13:00

【口頭発表(2)】13:00〜14:45
セッション2 分類、系統(2) 座長:天野和孝
 7. 13:00〜13:15	南西日本太平洋岸漸深海底より採集された沈木上の珍奇な腹足類 木村昭一
 8. 13:15〜13:30	異型発生か隠蔽種か:コマユミノウミウシの場合 姉帯勇規゜・平野弥生・平野義明
 9. 13:30〜13:45	沖縄トラフの化学合成生物群集に棲息する軟体動物の分類学的再検討 佐々木猛智゜・奥谷喬司・藤倉克則
10. 13:45〜14:00	カワニナ種群の遺伝的変異と形態変異 神谷敏詩゜・島本昌憲
11. 14:00〜14:15	関東〜サハリンの太平洋岸の"Assiminea"(新生腹足上目:カワザンショウ科)(1)関東〜東北 鈴木田亘平゜・福田 宏・芳賀拓真
12. 14:15〜14:30	関東〜サハリンの太平洋岸の"Assiminea"(新生腹足上目:カワザンショウ科)(2)北海道、千島、サハリン 鈴木田亘平・福田 宏゜・繻エ康裕・向井 宏
13. 14:30〜14:45	エゾバイ科(Buccinidae)2種の染色体 小澤政昭゜・所 瑞恵・鈴木淳志

	休憩  14:45〜15:00	

【口頭発表(3)】15:00〜16:30
セッション3 分類、系統(3)他 座長:松隈明彦
14. 15:00〜15:15	インド洋の熱水噴出域の化学合成生物群集から発見された腹足類の新種 奥谷喬司・佐々木猛智゜・橋本 淳
15. 15:15〜15:30	本邦新第三系からEpilucina californica(ツキガイ科)の初産出記録 栗原行人゜・中島 礼
16. 15:30〜15:45	ハナシガイ,シロウリガイ,シンカイヒバリガイ類の貝殻微細構造と炭酸カルシウムの結晶形 大越健嗣゜・大越和加・藤倉克則・藤原義弘
17. 15:45〜16:00	ストロンチウムで二枚貝の微小な成長を測る 藤倉克則゜・大越健嗣・長沼 毅
18. 16:00〜16:15	霞ヶ浦におけるヒメタニシの性比の変化 西脇三郎゜・升 秀夫・花輪俊宏
19. 16:15〜16:30	八重山諸島近海で漁獲された魚類の消化管内より得られた軟体動物 小菅丈治゜・木曾克裕・清水弘文・窪寺恒己

【ポスターセッション(1)】(奇数番号)16:30〜17:30
 P1. 西日本で見つかったマメシジミについて 家山博史
 P3. 軟体動物の殻における蛍光色の物理的性質 盛実美佳゜・松隈明彦
 P5. カワニナ属数種の新生貝殻表面の彫刻 高見明宏
 P7. ミトコンドリアDNAの塩基配列からみたミミガイ科巻貝の系統関係 毛利友紀゜・小澤智生
 P9. 沖縄トラフの深海底から採集されたヒザラガイ類歯舌のミネラリゼーション 大越健嗣゜・藤倉克則
P11. Noetia ponderosa(二枚貝綱:翼形亜綱)の"多靱帯"について 吉田恭子゜・松隈明彦
P13. ミヤコドリの外套眼 狩野泰則
P15. 相模湾産溝腹類 齋藤 寛
P17. 岡山県瀬戸内海沿岸における注目すべき海産貝類(予報) 森 千恵゜・鈴木田亘平・田牧 愛・福田 宏
P19. 岡山県成羽町における陸淡水産貝類相 清水智彦゜・福田 宏
P21. タケノコモノアラガイの鏡像発生−左右逆の螺旋卵割は安定か 浅井郁美゜・宇津野宏樹・浅見崇比呂

        懇親会 18:30〜
        
大会2日目 2月2日(日)
9:00〜   受付開始

【口頭発表(4)】9:30〜11:00
セッション4 生態(1) 座長:福田 宏
20.  9:30〜 9:45 ヒバリガイモドキの捕食者認知と足糸分泌・移動頻度の抑制 石田 惣゜・岩崎敬二
21.  9:45〜10:00	岡山県成羽町の石灰岩地帯における微小陸貝の群集構造 清水智彦゜・福田 宏
22. 10:00〜10:15	新潟県粟島におけるオオコシダカガンガラ稚貝の成長と生息場所 伊藤祐子゜・林 育夫
23. 10:15〜10:30	千葉県外房沿岸におけるアワビ類の生殖周期 田中種雄・柴田輝和・清水利厚゜・内野加奈子
24. 10:30〜10:45	瀬戸内海西部湿地における二枚貝の生息調査 羽熊直行
25. 10:45〜11:00	東京湾産バカガイの酸素消費量,アンモニア態窒素排泄量および無機リン酸塩態リン排泄量に及ぼす水温の影響 尹 榮泰゜・土屋光太郎・瀬川 進

	総会 11:00〜12:00
	昼食 12:00〜13:00

普及講演会「深海の貝、そのふしぎな生態」 13:00〜14:00	
講師:藤倉克則(海洋科学技術センター 海洋生態環境研究部 研究員)

【口頭発表(5)】14:00〜15:30
セッション5 生態(2) 座長:上島 励
26. 14:00〜14:15	サハリン島の生物多様性に関する研究−中間報告 繻エ康裕゜・片倉晴雄
27. 14:15〜14:30	千葉県外房沿岸におけるアワビ種苗の大量放流の効果 清水利厚゜・内野加奈子・田中種雄・柴田輝和・金子信一・池上直也
28. 14:30〜14:45	萩市笠山のアンキアラインプールに固有なシンサクムシロ(改称)の形態と棲息環境(腹足綱:オリイレヨフバイ科) 田牧 愛゜・福田 宏
29. 14:45〜15:00	日本産ミズゴマツボ属3種の形態と棲息環境の差異に基づく再検討(新生腹足上目:ミズゴマツボ科) 馬堀望美゜・福田 宏・繻エ康裕・石橋 猛
30. 15:00〜15:15	宮古島におけるウニヒザラガイAcanthopleura spinosaの分布 佐々木美穂・浜口昌巳゜
31. 15:15〜15:30	広島湾海底の有機スズタイム・カプセルと生態系の遷移 荒川好満゜・四宮基彦・高橋 真・田辺信介

【ポスターセッション(2)】(偶数番号)15:30〜16:30
 P2. レモンクチキレモドキの異旋現象(腹足綱:異鰓目:トウガタガイ科) 堀 成夫゜・黒田玲子	
 P4. 日本産アワジチヒロ属貝類の系統進化と分類 横川浩治゜・中尾賢一
 P6. 潮間帯軟体動物群集からみた伊勢湾・三河湾の環境劣化 鈴木尊仁゜・井上恵介・小澤智生
 P8. カサガイ類の分子系統と生物地理 中野智之゜・林 誠司・小澤智生
P10. 日本海溝に生息するナラクハナシガイの貝殻の形態計測とサイズヒストグラム 大越和加゜・大越健嗣・奥谷喬司・藤倉克則・藤原義弘
P12. 豊橋総合動植物公園内で繁殖したアシヒダナメクジ 松岡敬二゜・井澤伸恵・安井謙介
P14. 土佐湾およびその沖合いにおける深海性腹足類の垂直分布について 長谷川和範
P16. 真のAssimineaとはどんな属か:模式種A. grayanaの形態の再検討(新生腹足上目:カワザンショウ科) 福田 宏゜・鈴木田亘平
P18. 絶滅危惧種オオクリイロカワザンショウ(腹足綱:カワザンショウ科)の分布と棲息環境 鈴木田亘平゜・福田 宏
P20. 種間対称に交尾する雌雄同体の種間非対称な生殖的隔離 水野奈津子・藤井信之・浅見崇比呂゜・関 啓一

連絡事項

【公園への入場】会場の豊橋市自然史博物館は豊橋総合動植物公園という有料公園の中にあります。
ホテル日航豊橋からのシャトルバスをご利用にならずに直接お越しになる方、
大会開催中に公園への出入りをされる方は、
同封の「入園許可証」を公園入口(東門・中央門・西門)にご提示の上、お入りください。
【受付】    2月1日(土)9:30から自然史博物館入口付近で行います。
【口頭発表】1講演あたりの発表時間は、質疑を含め15分(1鈴10分、2鈴12分、3鈴15分終了)とします。
時間厳守にご協力ください。
【スライド】スライドには発表者名と講演番号(講演表題)を記入するとともに、
映写時に上になる方向を矢印で示してください。
誤配や誤写の防止のため、ご面倒でも使用するスライド全てにご記入ください。
また発表者は、発表当日に大会受付において講演用のスライドをお預けいただき、
発表終了後にご自身のスライドを受付でお受け取りください。
【液晶プロジェクター】機器に接続するご自身のパソコンをお持ちにならない方は、
CD-R(MOディスクは不可)でデータをお持ちくださるようお願いいたします(焼きつけたCDは必ず動作確認をしてください)。
その場合、読み込みエラーなどの事故を防ぐため、スライドと同様に受付にてお預かりし、
博物館で用意したパソコンのハードディスクにデータをコピーさせていただきます(終了後は消去します)。
なお、こちらで用意できるパソコンはOSがWindows98で、アプリケーションはPowerPoint2000ですので、
必ず読み込み可能なデータをお持ちください。不調な場合はOHPで対応できる準備もお願いします。
【ポスター発表】発表用のポスターは、発表当日の12時までにポスター会場(イントロホール)において展示を終了させてください。
ポスターの展示位置は会場に表示しますが、詳細は現場係の指示に従ってください。
なお、ポスターの撤去は、ポスターセッション終了後、すみやかにおこなってください。
【休憩室】   博物館内の講堂に休憩室を設け、コーヒー・お茶等をご用意しています。
講演会場(特別企画展示室)内では飲食ができませんのでご注意ください。
また、館内は全館禁煙ですので、喫煙は博物館入口付近の灰皿の設置されたスペースにてお願いいたします。
【標本等の販売】休憩室(講堂)にて両日とも行います(時間等は未定です)。
【昼食】    ご予約いただいた弁当は、各日とも11:45〜12:15の間に受付で昼食引換券と交換でお渡しいたします。
弁当は休憩室(講堂)にてお召し上がりください。公園内にはレストラン、軽食等の売店があります。
レストランは休日のため混雑が予想されますのでご注意ください。
【呼び出し】会場内での電話等の取り次ぎは致しかねますのでご了承ください。
【名札】    受付で名札をお受け取りいただき、講演会場、休憩室および懇親会場では必ず名札をおつけください。
なお、お帰りの際には名札ケースを受付にお返しください。
【懇親会】   ホテル日航豊橋「桜の間」にて2日(土)18:30より行います。参加される方は、
17:45発のシャトルバスに乗り遅れないようにご注意願います。当日参加も可能です。
 
交通・会場案内

【大会会場】  豊橋市自然史博物館(〒441−3147 豊橋市大岩町字大穴1−238)
TEL 0532−41−4747 FAX 0532−41−8020
【公共交通機関】JR東海道本線 二川駅南口より徒歩約6分、豊橋総合動植物公園東門より入園し約5分、
またはJR豊橋駅東口D番のりばより豊鉄バス「のんほいパーク行き」で約20分、豊橋総合動植物公園西門より入園し約10分。
【お車の場合】名古屋方面から:東名高速道路「音羽・蒲郡」または「豊川」インターチェンジより国道1号を豊橋方面へ車で約50分。
東京方面から:同「浜松」インターチェンジより国道1号、浜名バイパス(有料)を経由して豊橋方面へ車で約50分。
駐車場は豊橋総合動植物公園駐車場(1,700台収容、無料)をご利用いただけます。中央門に一番近い駐車場が便利です。
【懇親会会場】ホテル日航豊橋 2階「桜の間」(豊橋市藤沢町141 TEL 0532−48−3131)
JR豊橋駅西口より無料シャトルバスで10分。大会当日は博物館との間の送迎があります。